Adria のキャラバンって、どこの国から来たの?

我が家の初代キャラバンである、Lunar Euro 450 は英国製でした。
2代目キャラバンである Hobby 540 KMFe はドイツ製でした。

今回購入した3代目キャラバンである、Adria Adora 542UL は、スロベニア製です。スロベニアって、あまり聞いたことがないですよね。
そこで、ミニ知識として、ちょっと調べてみました。

Adria Caravan by Disco-4@東京©

先ずは国の位置ですが、イタリア半島の右側にアドリア海があります。
水の都ヴェネツィアは、そのアドリア海の一番奥に位置します。
そしてスロベニアは、イタリアの右隣(東側)にあり、ヴェネツィアから150km程でスロベニアとの国境になります。
スロベニアは、西がイタリア、北がオーストリア、東がハンバリー、南がクロアチアと国境を接していますが、これらの国々と比べると国土面積はかなり小さいです。
ADRIA という社名は、アドリア海から取ったものと思われます。
余談ですが、宮崎駿監督の名作「紅の豚」の舞台となったのが、アドリア海です。

かなりザックリですが、赤い線で囲った部分がスロベニアです。
出典: Google Map

Adria Caravan by Disco-4@東京©

外務省のHPによると、
正式国名は スロベニア共和国 (Republika Slovenija)
  英語表記にすると、Republic of Slovenia となります。
国土面積は 20,273 平方キロメートルで、四国とほぼ同じ面積
人口は 約207万人 (2018年7月の統計)
首都は リュブリャナ
言語は スロベニア語 
宗教は カトリックが約60%で最も多く、2位のイスラム教で2.4%
となっています。

1991年6月 旧ユーゴスラビアから独立と主権を宣言
1992年5月 国連に加盟
2004年3月 NATOに加盟
2004年5月 EUに加盟
2007年1月 ユーロに加盟し、通貨が EURO に統一
2008年上半期にはEUの議長国を務める
2010年7月 OECDに加盟 となっています。

つまり、この国は元々旧ユーゴスラビアの北部地域で、ソビエトを中心とする共産圏(旧東ヨーロッパ)に位置付けられていました。ベルリンの壁崩壊後に独立を宣言したことになり、自分が学生時代には存在していない国でした。だから馴染みのない国名なのです。

旧東ヨーロッパと聞くと、工業水準はどうなのかという疑問も湧くと思います。しかし ADRIA の本社工場がある南部の都市ノボメスト
(Novo Mesto) にはルノーの工場もあり、自動車産業や製薬業も盛んな工業都市なのです。
因みにこのルノー・ノボメスト工場では、Twingo や Smart For Four が生産されています。日本向けの車輛が生産されているかどうかは不明です。
またノボメストは、温泉やワインの産地としても知られ、観光にも力を入れているそうです。

スロベニアの地名が語源になっているものもあります。カルスト台地のカルストとは、スロベニアの地名であるクラス地方のドイツ語読みから来ています。またカルスト地形の窪地・穴を示すドリーネも、スロベニア語で谷を意味する言葉だそうです。

ADRIA というメーカーは 1965年 にノボメストの地で創業し、初代モデルはスカンジナビア市場向けに開発されたそうです。これを聞くと、耐寒性能が高そうで、我が家にとっては期待が持てるキャラバンです。
2017年時点での従業員数は 972 名と発表されています。
2017年には、顧客満足度で自走式、キャラバンともに銀賞を受賞しています。顧客満足度が高いということは、安心して使用できる製品ということですね。

さて、我が家に迎え入れられた Adria Adora 542 UL ですが、このキャラバンには AL-KO 製のシャシーが使用されています。下の写真にもある通り、AL-KO はドイツの著名なシャシーメーカーで、Adria Caravan は、この AL-KO 製シャシーの上に架装されています。
因みに AL-KO という社名は、創業者である ALois KOber の名前から来ています。

Adria Caravan by Disco-4@東京©

ドイツから運ばれたベアシャシーの上に、Adria のノボメスト工場でキャラバンが架装されます。基本的にどこのキャンピングカー、キャラバンメーカーも、コーチビルダー (Coach Builder) という訳です。コーチとは馬車のことで、有名なコーチビルダーとしては、英国のマリナーパークウォードがあります。同社は、ロールス・ロイスやベントレーなど超高級車のオーダーメード車輛を製造したことで名を馳せました。

因みに Adria を含む数多くのヨーロッパ製自走式キャンピングカーは、ほとんどが FIAT Ducato のベアシャシーを使用して架装されています。基本的に FIAT 製のディーゼルエンジンを搭載したシャシーで、モデルによって排気量やターボの有無などの違いがあります。また日本向けは、現在ほとんどすべて 6速AT ミッションが採用されています。FIAT Ducato の商用車仕様が、2017年の東京モーターショーで展示されていましたが、トヨタ・ハイエースをさらに大型化したようなワンボックスタイプのトラックで、使い勝手が良さそうでした。

話がかなり脱線しましたが、ADRIA Adora が縁で、スロベニアという国に興味が湧いてきました。ヨーロッパで温泉や鍾乳洞など、我が家の好みに合うものがたくさんありそうなので、一度訪れてみたいと思います。スロベニアの観光情報はコチラをご覧ください。

https://www.slovenia.info/en




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