飛行機と船 昭和の杜博物館

昭和の杜博物館には、ホンモノの飛行機や船の展示もあるのです。
先ずは鉄塔の上に載って、博物館全体を空から監視している、単発低翼式軽飛行機です。水平尾翼や主翼後端の稼働翼も欠損しており、保存状態はあまりよろしくないのですが、博物館の中では目立つ存在です。
これはあくまでも自分の推測ですが、コクピットの側面窓下部にカーブが付いていることから、この機体は米国パイパー・エアークラフト社の Piper Cherokee PA-28 ではないかと思います。
チェロキーは、パイパー社を代表する量産型軽飛行機です。
PA-28 シリーズは、1960 年に米国連邦航空局 (FAA) から型式証明を取得していますが、現在でも生産が続いているロングセラーのシリーズです。

Air plane & Cruiser & Yacht by Disco-4@東京©

こんなに近くで実物の飛行機が見られる場所も、それほど多くはないでしょう。

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この機体は、成田つくば航空専門学校から入手した模様です。

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こちらの機体は、さらに状態がよろしくないのですが、胴体後部に記載された機体番号から、往年の名機 富士重工製 エアロ・スバル FA200-180 (Aero Subaru FA200-180) であることがわかります。これも成田つくば航空専門学校から入手した模様です。
昔のことなのでご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、水平対向エンジン+4駆 (最近ではアイサイトかな?) で有名な、自動車メーカーの Subaru (元富士重工) は、エアロスバルという軽飛行機も設計・生産していたのです。 Subaru は現在でも航空宇宙部門を抱えており、ボーイング787などの旅客機や自衛隊関連、JAXA関連の仕事を請け負っています。

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この機体も エアロ・スバル FA200 です。濃い色で塗装されているため、民間機という感じがしないですよね。

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これは恐らく何かの航空機の前脚 (Front Landing Gear) ではないかと思われます。

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ホイール部分をアップで撮影すると、B.F. Goodrich (米国製)と刻印されています。自動車のタイヤメーカーとしては知っていましたが、航空機関連、特にホイールなどにも手を伸ばしていたとは驚きました。

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これが何だか解らないエンジンなので受付で尋ねたところ、どうやら国産初の旅客機 YS-11 用のターボプロップエンジンのようです。
ということは、英国 ロールス・ロイス製のダート10エンジンということになります。

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ロールス・ロイス製のエンジンも、こうなるとただのオブジェですね。
ただし RR のロゴもマークもありませんが。

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ここからは海上の世界です。
先ずはクルーザーです。

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YAMAHA 製のクルーザーということしかわかりません。
まさに、陸に上がったカッパ状態です。そもそもこの船が載っている場所は、災害時用井戸のポンプ室のようです。設置業者はこの博物館のオーナーが社長を務める、吉岡建設工業です。

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エンジンがインボードマウントなので、全長 29 フィートくらいでしょうか。船外機のタイプだともっと全長が抑えられたモデルもあるようですが。

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こちらはヨットです。
こちらも YAMAHA 製の、MYLADY というモデルで、船室のあるクルーザータイプと呼ばれるもののようです。寝泊まりできるのでしょうね。
因みにキャンピングカーやキャラバン (トレーラー) のトイレ、冷蔵庫、キッチンなど室内設備の多くは、クルーザーやヨットから流用されています。陸上を移動するか、海上を移動するかの違いですから。
乱暴な言い方をすれば、自走式キャンピングカーはエンジン装備なので、インボードマウントタイプのクルーザー、キャラバンはエンジンが外部(牽引車)にあるので、船外機タイプのクルーザーと言えるのではないでしょうか。

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マストがいかに長いかが解りますね。

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まだまだ続きます。

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