トレーラーの停泊時の安定性は?

我が家のトレーラーは1軸タイプなので、走行中はタイヤ2本とヘッドとの連結器でトレーラーを支えています。連結を解除する時は、ジョッキーホイールという前輪を降ろして、3輪車状態にします。
下の写真はジョッキーホイールを出したところです。ハンドブレーキはいっぱいに引いてあります。

コーナーステディー by Disco-4@東京©

この状態だと我が家のヘビー級トレーラー(約1.8トン)でも、大人数人がいれば多少の傾斜地でも砂利道でも、手押しで動かすことができます。平坦な舗装路だと、自分1人でも動かせます。
しかしこの状態だと、トレーラーがしっかりと地面に固定されていないため、乗り込むと揺れます。
特に我が家のトレーラーの場合は、エントランスドアが車体後方にあるため、自分のようなヘビー級がエントランスに足を掛けると、フロントがウイリーして大変危険な状態になる可能性があります。

コーナーステディー by Disco-4@東京©

こういった事故を防ぎ、安心して室内でリラックスできるように、トレーラーの車体底面四方にジャッキが付いています。これをコーナーステディーと言います。下の写真は後部のコーナーステディーを降ろしたところです。これで地面を突っ張るため、沈み込み(と浮き上がり)が発生しなくなり、シーソー状態から脱することができます。

コーナーステディー by Disco-4@東京©

こちらはフロントのコーナーステディーを降ろしたところです。

コーナーステディー by Disco-4@東京©

このコーナーステディーは、メーカーや機種によってデザインが違いますので、トレーラー購入の際に販売店へご確認ください。
高級機種になると電動となり、リモコンで4つ脚すべてが作動するものもありますが、基本は画面中央のボルトを付属のクランク棒、または電動ドライバーを使って廻します。

コーナーステディー by Disco-4@東京©

ボルトに電動ドライバーを差し込んだところです。
このボルトの直径もメーカーや機種によって異なる場合がありますので、現物をご確認の上適正サイズのソケットをご用意ください。
電動ドライバーは12V以上の充電式を推奨します。また、一部ではインパクトドライバーを使用されている方もいらっしゃいますが、自分はお薦めしません。インパクトドライバーは振動で絞める又は緩めるタイプの電動ドライバーです。この部分に振動を与えるのはいかがなものかと思うのがその理由です。ガタつきの原因になるのではないかと考えます。

コーナーステディー by Disco-4@東京©

コーナーステディーの接地面には、後付のビッグフットというものを装着しています。これは雪中のカンジキと同様の役目をします。
キャンプ場の中には、土や草原といった雨が降ると地面が柔らかくなるところがあります。そんな場所で威力を発揮するのが、このビッグフットです。但し、地面が平なところを選び、均等に力が掛かるように心掛けてください。部分的に力が加わると、最悪ビックフットが破損します。
また、スキーに行かれる方は設置方法にご注意ください。雪の上に直接設置すると、最悪凍りついて脚が上がらなくなるか、無理をするとビッグフットが破損します。お湯や解氷スプレーを使用するという手もありますが、自分は木材などを下に敷きます。これなら、最悪木材が凍り付いても、ハンマーや足で蹴飛ばせば取れますから。
雪道を走行したあとは、凍結防止剤の影響でサビや腐蝕が発生し易くなりますので、帰宅したらなるべく早くヘッドとトレーラーの下廻りを高圧洗浄機などを使って塩分を洗い流し、コーナーステディーの駆動部分にスプレーグリスを塗布してください。
日常のちょっとした気遣いやメンテナンスで、トレーラーは長く使えるよき相棒となります。

コーナーステディー by Disco-4@東京©

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