牽引してETCは通れるの?

結論から先に言うと、牽引走行でもETCゲートは通れます。

しかし、ETC車載装置の再セットアップを事前に行っておく必要があります。この再設定を行わないで牽引走行をした場合、高速道路入口のETCゲートが締まり渋滞の元凶と化します。

ETC取扱い店舗に行って、ETC車載装置の再セットアップを行ってください。その際、設定申込書にある「けん引装置の有無」欄の「有」にVチェックを付けてください。作業が完了したあと、必ず「けん引」の設定をしたか係員に確認してください。自分は 120 Prado の時に、車輛購入時に設定をお願いしたのですが、販売店側のチョンボで「けん引」設定がされておらず、ETCゲートで足止めを喰らった経験があります。
再設定後初めて牽引走行で高速道路を利用する際は、できるだけETCもOKな有人ゲートを通過して、正常に作動するか確認されることをお薦めします。

1軸のキャンピングトレーラー by Disco-4@東京©

「牽引あり」にすると、ヘッド車単体の時は普通に乗用車料金が適用されます。トレーラーを牽引している時は、ヘッド車の1ランク上の料金が適用されます。つまり、3,4,5, ナンバーのヘッド車であれば、中型車料金が適用されます。1ナンバーのヘッド車で牽引すると、大型車料金が適用されます。

では、どうやってETCゲートで車種・適用料金の判別をするのでしょうか。

それは、先ずはカメラでナンバープレートを確認します。
次に、ETCゲート入口付近の路面に金属板の部分があるのをご存知でしょうか。ここが車軸数のカウンターになっていて、上を通過すると車軸数をカウントされて、3,4,5 ナンバーで3軸=中型車料金となる訳です。
尚、SA/PAに設置されているスマートICは、牽引状態で通行できる箇所が非常に限られているので、事前に確認が必要です。

1軸トレーラーの場合はこれで終わるのですが、下の写真にある大型の2軸トレーラーの場合はちょっと複雑です。

2軸のキャンピングトレーラー by Disco-4@東京©

以下の文章は、中日本高速道路株式会社のHPに掲載されている、車種区分についての説明の一部をコピーしたものです。

<  ◆車軸間距離が1m未満の場合の車種区分
いずれかの車軸間距離が1m未満の場合、当該部分を構成する複数軸は、料金車種区分の判別に1軸として取り扱います。なお、被けん引自動車の車軸間距離が1m未満の場合は、通行料金をお支払いいただく料金所ではETC無線走行ができません。一般車線または混在車線を通行し、一旦停車して係員にETCカードを手渡してご精算ください。>

この特例処置のことを通称「みなし1軸」と呼んでいて、2軸のキャンピングトレーラーであっても1軸とみなして、ヘッド車の1ランク上の料金が適用されます。ただし、入口ではETCゲートから入場できても、出口では係員のいる有人ゲートを通行しなければなりません。
係員に「みなし1軸です」と伝えると3軸扱いとなり、車輛区分を中型に変更してもらえます。これをしないと、4軸の状態で計算されるため、2ランクアップの料金が請求されます。
また、トレーラーの車軸間距離(WB)が1mを超える場合は、この特例は適用されません。
車載用などのカーゴトレーラーも、2軸の場合は同様な扱いとなります。この「みなし1軸」制度は、現場の係員でも知らない人がいるので、上記内容をプリントしておくとよいでしょう。



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