2025年12月3日に鈴鹿サーキットに於いて、CHEVRON B23 BDG のシェイクダウンが行われました。このマシンは 1973 年に、FIA の GROUP 5 用として登場したもので、直列４気筒 ２Ｌ 自然吸気 FORD COSWORTH BDG エンジンを搭載しています。日本ではグラチャンマシンとして有名です。
このマシンを英国・CHEVRON CARS 社でフルレストアして、今回シェイクダウンとなったもので、オーナー様のご厚意により撮影を許可頂きました。個人的には人生初の鈴鹿サーキットでの撮影となりました。
この日は HCM RUN MEETING 2025 という、ホンダカーズ三重さん主催の走行会に特別枠として参加させて頂いたものです。
レジェンドレーシングドライバーである鮒子田寛氏が、1973 年当時にステアリングを握っていたマシンを忠実に再現したもので、この日は鮒子田氏ご自身も見学にいらしていました。当時のマシンを忠実に再現するために、ステッカー等のデザインやカラーは何と EBRO のモデルカーを参考にしたそうです。
懐かしい HEUER のロゴマークです。この当時は TAG に吸収合併されて TAG HEUER となる前のオリジナル HEUER でした。自分は勝手に TAG 無し HEUER と呼んでいます。
FORD COSWORTH BDG STRAIGHT 4 2L NATURAL ASPIRATION ENGINE
フォード・コスワース BDG 直4 2L 自然吸気エンジン
レジェンドレーサーの鮒子田氏と、このマシンの現オーナー内野氏
今回自分は幸運にも、ピットロードとホームストレートの間にある、ピットウォールで撮影することが出来ました。各チームがドライバーにサインボードを掲示する場所です。鈴鹿のホームストレートを全開で行くマシンの何と速いことか。FORMULA ONE 公認サーキットの凄さを見せつけられました。
グラチャンカーと葉巻型レーシングカー、このイベントならではの取り合わせです。
今回撮影できた唯一の、ホームストレートを全開で駆け抜ける
シェブロンの真横からのショットです。速くてカメラが追い付きません。
グラチャンマシンとルマン２４時間マシンのご対面
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