Discovery-4 のカタログには、純正オプションとして
13ピンコネクター
トウバー （連結器）
コンピューターセットアップ
が掲載されています。
この３つをセットにしてオーダーすれば、ディーラーで取り付けてくれます。13ピンコネクターは、トレーラーの灯火類を、ヘッド車と連動させるための電気接点で、下の写真のような形状をしています。
以下の写真は新車当時のものではなく、使用開始して５年程経過してから撮影したもの (約５万キロ牽引走行後）なのでかなり汚れていますが、摩耗等は見当たらず現在もガタ等はありません。
純正アクセサリーとして、牽引関連のパーツがオプションカタログに掲載されているのは、非常に珍しいことです。
防水のカバーが付いた状態の１３ピンコネクターです。
カバーの正面に Land Rover のマークがあります。
この配線はリアコンビネーションランプの裏まで来ていて、コネクターを接続するだけです。
余談ですが、プラスチック製のバンパーの内側に、こんなぶ厚い鉄板が標準で入っているのがランドローバー車なのです。これだけ見ても、牽引することが前提に設計されていることがわかります。
オフロードでスタックした仲間を、救助するためだけのモノではありません。
防水カバーを開けて、ピン（メス）を見たところです。ここにトレーラー側のピン（オス）を差し込みロックします。
そしてこれが肝心の連結器、トウバー本体です。
グリーンのノブのところに、Land Rover のロゴが刻印されています。
これを車体に差し込み、茶色のカギでロックします。
本来ヒッチボールのカバーは黒いランドローバーの純正品が付くのですが、盗難に合ったようで、今は手元にあったブリンクのカバーを付けています。これで 3500kg のトレーラーを牽けるのですから、アッパレです。
ここの部分が車体に差し込まれます。
車体の受け側はこのようになっています。
左にあるシャックルは、走行中に連結が外れた場合に重要な、トレーラーの緊急ブレーキワイヤーを留めるためのものです。
これが５万キロ近く牽引走行した、ヒッチボールです。
右端が13ピンカプラー、中央が牽引ロープ（救助用）固定用フック、左端のビニールを被っているのが、トレーラーの後部に付けたリアカメラの映像を、車内へ引き込むためのコネクターです。
こういったパーツが純正で用意されているのがランドローバーなのです。牽引に対する自信の表れですね。
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