Land Rover – 牽引車としての魅力  運転の容易さ

この文章は2013年3月に、自身のみんカラブログにアップしたものを、加筆・修正した上で掲載しています。

Land Rover Discovery-4 は、英国に於いて 2010年の Best Tow Car Award (ベスト牽引車賞、日本語で書くと野暮ったい表現ですね) を受賞しています。 
このクルマを選んだ理由のひとつでもあります。
この週末に一般道を300km程牽引走行して、自分なりにこの受賞のことを考えてみました。 

このクルマのスタンスは、基本がオフロードを走るためのクルマで、オンロードも快適に走れますというものだと理解しています。 このため、オフ走行で必要となるすべてが詰め込まれています。

エクステリアデザインからは、車両の位置情報の掴み易さがあります。角張ったボディーのお陰で、道路のどこを走っているか、これからどこを通過するかが容易に把握でき、狭い道や曲がりくねった道にも、自信を持って進入できます。
岩場では、これが武器になるのだろうと想像します。(経験がないもので)

コマンドポジションから得られる、視界の広さとアイポイントの高さ。 さらに、頑丈なスクエアボディーとの相乗効果で、車両位置情報が掴み易いのです。 そしてこれらの結果として、心理的な安心感や余裕が生まれるのだと思います。
だからどこにでも踏み込んで行けるのだと想像します。(経験がないもので)

今回は群馬県・嬬恋村からR144→R145(旧道)→R353→R17→R50というルートで、栃木県・小山市まで一般道を移動しましたが、以前に乗っていた 120 Prado や E50 エルグランドの時と比べて、運転が遥かにラクチンで楽しむことができました。

一番の違いは、以前はすべてのコーナーに於いて、イン側サイドミラーでトレーラーのタイヤの位置と、道路の白線との位置関係を確認していましたが、Disco-4 になってからは、この確認の回数が激減しました。 ヘッドの位置情報が今までより正確に把握できるため、トレーラーのタイヤの位置まで、はっきりと頭に描けるようになりました。 120 Prado でもイメージは描けましたが、自信が持てませんでした。 しかし Disco-4 では自信を持ってコーナーに進入できるのです。 不思議ですが、事実です。
ひとつ気が付いたのは、頭の位置がブレないことです。ヘッドレストに頭が固定されて、いつも同じ位置から視覚情報が得られるということです。 これにはメモリー付きパワーシートも貢献度大だと思います。プラドのシートは手動タイプだったので、毎回微妙にシートポジションが変わっていたのかもしれません。
そしてこのシートの座り心地もポイントだと思います。 姿勢を変えずに長時間座っていられるのですから。

自分が牽引走行で苦手とするのが、車道と歩道をブロックで区分けした道路です。
ガードレールほど高さがなく、夜間は見ずらいのが理由です。
また、このブロックにトレーラーがのりあげたら、即横転します。
上記ルートでR17に出るまでは、片側一車線の典型的な狭い3ケタ国道で、ブロックで仕切られた区間が多い場所です。
しかし、今回 Disco-4 で走ってみて、苦手意識が薄らぎました。 運転中緊張はしますが、以前よりは遥かに心理的負担が軽く感じられました。

牽引走行を始めた8年前は、バックミラーでトレーラーを視認しては、「おっ、ちゃんとヘッドについてくるな」と感心していたものですが、今回久々にこの感覚を思い出しました。 ヘッドにちゃんとついてくるんです。 コーナーでもきちんとトレースするんです。 律儀なもんです。

オフロード走行のために考え出されたアイデアが、結果的に牽引走行にも役立っているのだと、つくづく実感しました。 実践経験や実験結果を重視するクルマづくりでなければ、生み出せないテクニックでありノウハウだと思います。

エアサスがトレーラーのピッチングを見事にいなし、直接的なショックを乗員に伝えません。 トレーラー・スタビリティー・コントロールが、トレーラーの挙動を安定させ、乗員に不安や不快感を抱かせません。 それぞれのシステムが、よく考えられ、煮詰められているものだと感心しました。

最後にワイフがこんなひとことを漏らしました。
ディスコは、トレーラーが連結されていても、切り離されていても、変わらないね。
プラドでトレーラー牽いてたときよりも、安心して乗っていられる。

Award の意味と重みを考えさせられた、有意義な一日でした。

Land Rover, Discover, ランドローバー, ディスカバリー, by Disco-4@東京

上の写真は紅葉の時期に明治神宮外苑・絵画館前で撮影したものです。
キャンピングトレーラーを牽引して、このような都内中心部まで入っていけるのです。車輛感覚が掴み易いからこそ、容易にできることだと思います。



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