これは2014年夏に富士山の麓にある、ハートランド朝霧キャンプ場で開催された、Honda Element + Citroen + European + Moto Compo という仲間で行ったキャンプ会です。
自分とハートランド朝霧の監督との繋がりは、ココからスタートしました。
元々は、ホンダのエレメントとシトロエンのオーナーが主体となってスタートしたキャンプ会（オフ会）ですが、エレメントが希少車ゆえにだんだん参加台数が減少していくため、ヨーロピアンも参加OKとなったようです。
ご存知の方も多いと思いますが、自分はホンダの３世代目シビックである、ワンダーシビック・シャトル55i を２台乗り継ぎ、父親の所有するシトロエン BX19TRS と エグザンティア V-SX にも触れてきたので、各車のＯＢとして今回のキャンプに参加ＯＫを頂いた次第です。
月末にも関わらず、この夏最後の思い出として、木曜夜から出撃。道の駅なるさわでＰ泊し、金曜昼から現地入りしました。初参加にもかかわらず、前泊組に参加です。
最終的に金曜夜には５人が集まり前夜祭がスタートしました。皆さん優しい方ばかりで、初対面にも関わらずしっかりと輪に溶け込むことができました。
ところがどっこい、エレメント＋シトロエンの集まりであるハズなのに、この夜のメジャーは何とモトコンポオーナー。ホンダの 50cc 原付バイク、モトコンポが何と３台も集結しました。
Moto Compo は、初代 Honda City が 1981年に登場した際に、シティーのトランクに積んで持ち運びのできるバイクとして登場しました。いやあ、楽しい乗り物です。是非復活して欲しいバイクです。３０年前のバイクとは思えない、よく手入れのされたミニバイク達です。今となってはめずらしい、２ストの不規則なエンジン音。絶対的にスピードは出ないけど、風になれるポニーのような鉄の馬でした。欲しい～～～！！！
電動バイクとして復活して欲しいですねえ。
この日は唯一のキャラバン牽引組でした。
この頃のハートランド朝霧キャンプ場は、拡張前の時期だったため現在と比較するとサイト面積はおよそ半分程度です。
２日目の土曜日です （公式には初日）
深夜に雨が降ったため、キャンプ場である牧草地は一部に於いて泥沼状態となりました。そこに別グループ（ヤングな女性４人組）の軽自動車が入ってきて、果敢にも牧草地奥へ突進。無事に戻ってくるかと思いきや、あと少しのところで、完璧にスタックしました。そこでレスキュー隊 Disco-4 の出番となりました。
この時初めて知ったのですが、今のクルマのフロント牽引フックって、車体に付いてないのですね。 バンパーの丸いカバーを外すとネジ穴が顔を出し、工具として付属しているフックをスクリューインするんですね。そこに牽引ロープを掛けて準備ＯＫ。トランスファーをローに入れて、フットブレーキを徐々に緩めただけで、あっさりと軽は脱出できてしまいました。アクセルも踏まず、テレインレスポンスもノーマルのままでした。考えてみれば、普段牽引しているトレーラーの約半分の車輛重量なんですよね。残念ながら、この時の写真はありません。脱出を最優先にしたため、撮影を忘れました。
そしてさらに事件が発生。何と、トレーラー仲間の〇〇さんが牧草地でスタック。前にも後ろにも身動きがとれず、その場でトレーラーを切り離すことになりました。またしても Disco-4 でレスキューです。前回同様トランスファーのみローに入れて、あとはノーマルのまま。アクセルに足を乗せただけで難なく脱出に成功しました。この時トレーラーは、ホイールの一部が地面に埋まっている状態でした。
そのままトレーラーを定位置に設置して、任務終了しました。
レスキュー隊 Disco-4 大活躍の１日でした。
さてさて、キャンプ会へ突入です。
先ずはエレメントです。希少車がこんなに集まると、壮観ですね。
Honda Element とは、Honda America オハイオ工場で生産されていた小型SUVです。2.4L の直4エンジンを積んだクルマで、ホンダお得意の Real Time 4WD を採用し、５ドア構成ですがサイドドアはこの当時珍しい観音開きです。しかもリアゲートは Disco–4 同様に上下２分割方式とかなり凝っています。このクルマは、2003年～2005年までホンダが正規輸入しベルノ店で販売されていました。販売期間が短い故に希少車となっています。
各オーナーさんの拘りが見て取れて、楽しく拝見させて頂きました。
各車オーナーの愛情がたっぷり注がれているのが、よくわかりました。
全景をパチリ。こんな時にドローンがあればなあ、と切に思いました。この頃からドローン、ドローンとうわごとのように口にしていました。家族の了解が出るまで、ここから５年もかかったのですが。
一番後方にキャラバンがいますが、２台平行して停めているため、見た目は１台だけのように見えます。因みに、一番後方（トレーラーの後ろ）でリアゲートを開けている黒っぽいクルマがいるところが旧敷地の境目で、白い柵が林に向かって延びています。その柵から左側は牧場でした。現在はそこもキャンプ場となっていますが、この境目のところが段差になっているので、クルマで行き来するのは難しい状態です。
もう一方の主役である、へへ組ことシトロエンです。
こちらもいい眺めです。今回はＣ４のリアシートに座って、ドライブするチャンスに恵まれました。このシート、サポートといい、座り心地といい、非常によく出来ていました。さすがはシトロエンのシートです。頭上も大きなサンルーフのお蔭で、開放感たっぷりでした。我が家には残念ながら車幅がネックとなります。
キュートなＣ４のお尻。
Citroen Xantia です。我が家には最初期型の 2.0 V-SX がいました。SX には従来のハイドロニューマチックサスが装備されていましたが、V-SX にはハイドラクティブIIサスペンションという、上級車である XM と同じサスが装備されていました。ハイドラクティブのふわりとしたソフトな当たりの乗り心地はよかったですねえ。シトロエン独特の乗り味でした。現在のシトロエンのラインアップからは消滅してしまった、味のあるサスペンションです。エアサスのように車高調整が出来る、優れたサスでした。できれば復活して欲しい技術です。
1990年代のエポックメイキングなクルマだと思います。
ボディーデザインは、カロッツェリア・ベルトーネです。
ノッチバックセダンのようなデザインでいて、実はリアゲートを装備した５ドアスタイルなのです。
端正なデザインで今でも好きな１台です。
プジョー４０５ MI16 と エレメント。どちらもキャンプ仲間です。
自分は Peugeot 405 Break にも乗っていましたので、プジョーも懐かしく思いました。リアサスのストロークがたっぷりとられているため、５人＋荷物満載状態で高速道路で跳ねてもボトミングしないことと、直進性が優秀であったことが印象に残っています。但し、このクルマでプジョー品質の洗礼を浴びることになりましたが。
Peugeot 407 + 405
同じ４ドアセダンですが、随分とデザインコンセプトが変わりましたね。
今回参加した唯一のルノー・カングー。通称デカングーです。
我が家のは小カングーです。やっぱり横幅が違いますが、各部の造りもまったく違って、かなりしっかりしています。
リアのトリコロールカラーがおしゃれですね。フランスの粋を感じます。
キャンプ会直前に納車になったという、Range Rover Evoque も参上しました。Land Rover がココでペアになるとは、思ってもいませんでした。
こうやって見ると、ボディーカラーのせいなのか、Evoque のほうが幅広に見えます。現行モデルには設定されていない、スタイリッシュな２ドアのクーペモデルです。
今回ペアを組んだトレーラーです。
ドイツのHobby と スロベニアのAdria です。どちらも 540 サイズという中型のキャラバンですが、就寝定員６人のファミリーユーザー向けです。ホビーは右エントランスなのに対して、このアドリアは英国仕様の左エントランスとなっています。そのためこのような停め方をすると、車輛の間にテントやタープを張って、キャラバンを目隠しにみたてて宴会場に出来るというメリットがあります。
ＶＷバスをデザインモチーフにしたテントです。
注目度は我々のキャラバン以上でした。
キャンプ場名物の五右衛門風呂です。
薪を込めて、バーナーで着火。これも重要なイベントです。
女性も身ひとつで入ったことがあるとか！ レジェンドです。
バーナーで着火しているのが、ここのオーナーである通称カントクです。
エレメント － 夜の顔
キャンプ会２日目の日曜日です。
ようやく天気も回復し、朝から富士山が顔を出しました。ほとんど雲も無く、スッキリと見える富士山です。
少しの間にすぐ雲が薄らとかかってきます。
雲がないうちに愛車の記念撮影
たまにはキャンプらしく、チェアとたき火台も一緒に。
エレメントもバッチリ
シトロエンもバッチリ
牽引兄弟のバッチリ
朝陽を浴びて、トレーラーも気持ちよさそうです。
希少車の中でも希少な、エレメントのベージュだそうです
素人の自分には、シルバーと並ばないと区別が付きません。
The Elements
今回は遊び道具がいっぱいです。 これイイなあ。
Disco-4 のカーゴルームで飼いたいなあ。
こっちもイイなあ。 Disco-4 のサンルーフからテイクオフしたら、カッコイイと思いませんか？ サンダーバード１号みたいに。
クアッドコプター欲っすい～～～！！ 空撮やってみた～～～い！！
と言っていて、５年後にようやく DJI Mavic 2 Pro を入手しました。
夢が膨らむ楽しい週末でした。
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