カメラ Leica M3

Leitz Minolta CL の遠いご先祖様で、自分にとっての The Leica が、この Leica M3 です。

M3 は、M 型ライカとして、一番最初に誕生したモデルです。
1954年に当時の西ドイツ・ケルン市で開催された、世界最大のカメラショーであるフォトキナ (Photokina) において発表されました。
因みに自分はこのフォトキナに、1984, 1986, 1988年の3回参加しました。ケルン市は世界遺産となっているケルン大聖堂と、オーデコロンの 4711 (オーデコロンとはケルンの水という意味です)で有名です。

先ずはシリアルナンバー88万台の M3 です。(以下88と略)
Elmar 50mm F2.8 レンズ付きで、亡き父が所有していたものです。

Leica M3 by Disco-4@東京©

こちらは、77万台のM3です。 (以下77と略)
Summicron 5cm F2 付きです。 焦点距離表示が 50mm ではなく、
5cm というところが、時代を感じさせます。
このカメラは亡き伯父が所有していたものを、自分が譲り受けたもので、今となっては2台とも形見となってしまいました。

Leica M3 by Disco-4@東京©

このM3 2台には、見た目に明確な違いがあります。
ひとつは、シャッターダイアルのスピード表示です。
88は、  1000-500-250-125-60-X-30-15-8-4-2-1-B となっていて、現代的な配列です。X のところは、実際には赤い稲妻マークになっています。(パソコンでは表示できなかったので。。。)

一方の77は、1000-500-250-100-50-25-10-5-2-1-B となっていて、クラシックカメラらしい配列です。もちろん X マークもありません。

もう一か所、巻き戻しダイアルの中心部の赤点の数が違います。
この理由はわかりません。

このような違いがあれば、日本のメーカーであれば MK-II とかのサブネームが付くと思うのですが、M3はそのままです。Porsche 911 と相通じるところを感じます。

下の写真は、上が88、下が77です。

Leica M3 by Disco-4@東京©

この2台の共通点は、2台とも沈胴式レンズを装着していることです。

レンズを引っ込めた状態です。

Leica M3 by Disco-4@東京©

レンズを引き出した状態です。

Leica M3 by Disco-4@東京©

この沈胴レンズは、Leitz Minolta CL、Leica CL、Leica M5 のように、cds 受光部がシャッター幕の前にアームで吊り下げられているタイプのカメラには、恐らく沈胴させた時にレンズ後端が受光部に当たってしまうため、装着できないと思います。

沈胴レンズ付きライカは、スナップや旅行などでは嵩張らずに、持ち歩きし易い使い勝手の良いカメラだと思います。

今は2台とも、我が家の除湿庫でひっそりと眠っていますが、時々引っ張り出して手に取っては、ニヤニヤしています(爆)。

余談ですが、この Leica M3 の性能、仕上げを見た日本のカメラメーカーは舌を巻き、以後レンジファインダー機の開発から一眼レフカメラの開発に方向転換して、後々日本製カメラが世界市場を席巻したというエピソードがあります。
日本のカメラメーカーにとっては、正に分岐点となったカメラです。








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