羽田空港への新着陸ルートのテスト期間中に撮影したものです。
今回、都内でも旅客機を真下から撮影できることが解りました。
一部の報道では、都心上空の飛行の危険性が叫ばれておりますが、自分は航空機の安全性は非常に高いと思っています。事故に遭遇する確率からすれば、歩行中、自転車で走行中、自動車を運転中など、陸上を移動中の方が遥かに高く、大変残念なことにこれら陸上の事故は日常的に発生しています。騒音の問題にしても、確かに閑静な住宅街で聞けば大きめの音かもしれませんが、新宿の駅前では店舗から流れるスピーカーによる宣伝や音楽とか、歩行者が出す騒音の方がよほどうるさく感じました。これらは自動車が出す騒音をも上回っているとさえ感じたほどです。現に新宿へ出かけた際に、JR新宿駅や東京都庁上空を通過する旅客機も見ましたが、街の喧騒にかき消されて、ジェットエンジンの音による航空機の接近には気付きませんでした。
下の写真は、新宿上空およそ 3000 フィート（ 1000m = 1 km ) を飛行する旅客機を、スマホのデフォルト状態で撮影したものです。
音では航空機の接近を察知できないため、しばし空を見上げてキョロキョロしていました。通行人からは変な人と思われたかもしれませんね。
ここから下の写真は、すべて以下の機材を使用して撮影しました。
Canon EOS 80D + EF 100-400mm Zoom Lens
ですが、ほとんどが 400mm で撮影しています。
APS-C サイズのカメラであるため、35mm フルサイズ換算だと 400mm が 1.6 倍の 640mm という超望遠レンズに変身します。
カメラに詳しくない方のために説明しますと、640ｍｍ という焦点距離のレンズは、報道カメラマンがサッカーや野球など、プレイする選手に近寄れないスポーツや、プロのネイチャーフォトグラファーが、野生動物や野鳥などを撮影する際に使用するクラスです。
従って、写真ではかなり大きく写ってはいますが、肉眼で見た状態では大きいとは感じませんでした。
今回の撮影地点に於ける飛行高度は、おおよそ 4000フィート ( 1200m = 1.2 km ) と言われており、上の写真の新宿上空より高いところを飛行しています。
Ｃ 滑走路へと降下する ANA 機で、スターアライアンス塗装の JA711A Boeing 777-200 です。
こちらはかなり距離が離れているので、恐らくは A 滑走路へ進入するものと思われます。残念ながら機体番号は確認できませんが、ランディングギアはすべてダウンしています。
JA825A Boeing 787-8 Dreamliner です。
真上を飛行する機体を撮影するのは、恐らく初めてだと思います。
体勢がつらかったのですが、何とか撮影できました。
美しい機体ですね。
ランディングギアのダウンです。
JA709A Boeing 777-200 です。
フロントのランディングギアがダウンを開始しました。
続いてメインギアもダウン開始。
フロントはダウン完了。メインはまだ途中ですね。
この辺りでギアダウン完了でしょうか。
これもほぼ真上を飛行して行きました。
次回は、本格運用が開始されてから、場所を変えて撮影したいと思います。
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